

参加予定でした、11月11日島村楽器松本パルコ店様にて開催のBLACK CLOUD様Brusheight様との合同イベントですが、Ovaltone両名インフルエンザにより参加が出来なくなってしまいました。大変申し訳ございません。
弊社は直接的には不参加となりますが、イベント自体は引き続き開催されます。
鵺デバイスプラグ試奏ギターの展示、試奏や、島村楽器松本パルコ店様在庫のエフェクター、鵺デバイスやシールドはございますので、是非お試しください。この度は体調管理不足によりご迷惑をおかけしてしまいまして、大変申し訳ございません。またの機会が作れるよう努めてまいります。
※試奏ギターとしてBLACKCLOUD様にご協力頂きます。関東ではまだまだ試す機会が希少と思いますので、この際に是非お試し下さい!
今回試奏イベントをご一緒するのは東京エフェクター主催 第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト優勝のKarDiaNさん!コンテストでは審査員の一人をつとめさせて頂きましたが、コンテストだけでは終わらず立派なメーカーになって、こうしてイベントを一緒に開催できるのはとても感慨深いものがあります。
当日は新作の「C6H8O6/ビタミンC」も試奏可能ということで、非常に楽しみです!
ご好評を頂いている-鵺- NUE DEVICEですが、取付けにあたっての注意点として、ローインピーダンスのトーン回路では使用できません ということを、改めてお伝え致します。
一般的にアクティブタイプのギター、ベースというと主に2通り存在するのですが、
(1) パッシブピックアップからハイインピーダンスのボリューム、トーンを経てプリアンプに入力され、以降ローインピーダンス化するタイプ。
(2)アクティブピックアップからローインピーダンスのボリューム、トーンを経てそのまま出力されるタイプ。
この2種類のうち、
(1)-鵺-NUE DEVICEは使用可能です。
(2)-鵺-NUE DEVICEは使用できません。
お気を付けください!
東京都港区六本木にあるエフェクター専門店「東京エフェクター」。
店長の池田さんからご連絡を頂いたのは去年のちょうど今頃である。
「7月7日に4周年を迎えるので、何か限定カラーのようなスペシャルなものを出したい」というような内容だったと思う。
「今からそれは難しいです。その代わり本当にスペシャルなものを5周年に向けて作りましょう。」
そして1年が過ぎ、完成したスペシャルなもの。
それが FUZOVAL -GeSi- TOKYO EFFECTOR 5th ANNIVERSARY EDITION。
FUZZで行こうというのはその後すぐに決まった。
当初は、東京エフェクターの店頭、陳列棚の隅で鈍く光りながら存在感を放ち続けるあの非売品 Marshall Supa Fuzz のサウンドをシリコントランジスタで再現しようというコンセプトだった。
回路的にはFUZZFACEの前段にもう一つトランジスタのついたFUZZだが、どういうわけか時間が経つにつれて、FUZZFACEの回路に挑戦してみたくなってきた。
FUZZFACEの回路図を眺めているとふと思いついた。
「この2つのトランジスタを、それぞれ独立して動作させたらどうなるだろう」
というのも、FUZZFACEの回路は、例えばこちらのトランジスタの増幅度を決めるともう一つのバイアスが決まってしまったりと、おたがいに影響しあう関係性があるのだ。
この2つのトランジスタを切り離し、それぞれをスウィートスポットで動作させれば、新しいFUZZの景色が見えるのではないだろうかと思った。偶然に頼らず、オーバードライブやディストーションのようにサウンドをデザインしてFUZZを作れるのではないだろうかと。
実験は予想を上回る結果で成功した。
Germanium Transistor
良くFUZZ好きの間でゲルマと呼ばれているものである。外国の動画などをみるとジャーメニアムと言っている。
今回、他の通常製品と同じように、オールドパーツを使わず、当然のように現行のシリコントランジスタで開発を進めていたら、東京エフェクター池田店長から「今回はゲルマ縛りで行くから!」とお達しがあった。
ゲルマニウムトランジスタはもう生産されていないので、古いパーツ、所謂NOSパーツを使用することになる。
これもスペシャルということで、まずは5周年として、その後は確保できた時にのみ作ることができれば良いか、という気持ちで、ある種の「お祭りだからやってしまおう」というノリで承諾した。
FUZOVAL -GeSi- のGeSiというのはゲルマとシリコンの略である。
初段にゲルマ、2段目にシリコンを使用している。
ということで来る2018年7月7日は東京エフェクター店頭にて「東京エフェクターオープン5周年記念 GER-MANIA(ゲルマニア)七夕祭」が開催されます!!
FUZOVAL -GeSi-の他にもゲルマ縛りで、あのブランドや東京エフェクターブランドからもスペシャルな製品が発表され、それぞれについてゲストギタリスト 岡 聡志さんを交え、掘り下げるイベントになりそうです!
参加は上限ありの完全予約制となっておりますので、お早めに東京エフェクターさんまでお申し込み下さい。
皆さま是非ご参加ください!
無事製品化を迎え、モニター販売においても多くの方に音色の変化を実感して頂きました -鵺- NUE DEVICE ですが、今回はその着想の原点となったリーガルプレイスにて、代表 野口幸三氏へのインタビューという形で開発ストーリーをお伝えできればと思います。
今回はリーガルプレイスインタビューという事で、まずは簡単な自己紹介をおねがいします。
その後、結局、そのミュージシャンのモデルを作ってしまっていたので、その方々のテックというかギター周りを見たり、という事をやって、そこから始まって、さらにまた別の国内トップスタジオミュージシャンに紹介してもらって、そこでギターテックがいないかということだったので、その現場での仕事をして、そこの現場でまたローディー達から話が来て、今度はまた別の有名バンドの現場をやったりとか。
そこからどんどん派生して、もう今はいっぱい色んな方たちの現場でやっています。
今の状況としては自分のお店をやりつつ、ギターテックで色んなミュージシャンのものをケアしているという感じですね。それが続いている感じです。
Ovaltone: なるほど、凄いですね・・・L.A.ではパフォーマンスギターで修行されたという事ですが
野口さん: そうですね、アメリカにちょっと行って全部覚えて来いという事で行ったんですね(笑)
アメリカに行く前は僕、擦り合わせができなかったんですよ。で、擦り合わせがどうしてもちゃんとした人に教わらないとお客様の物は触れないと思って、ナット交換までだったんですね僕の中では。あとは、基本的に今うちでやっているオーバーホールまでがメインだったんですけど、アメリカに行って基本的なそういうものを全部覚えて来たので、擦り合わせから何から全部やるようになってフルセットアップという。
まあフルセットアップもアメリカでやっていたんですね。アメリカでフルセットアップぎっちりやると500ドルくらいだったんです、その頃。基本的にアメリカの人たちは300ドルのギターを買って来て、500ドルでフルセットアップして、2000ドルの音にしようっていう感覚だったんですね。
日本みたいに2000ドルのギターを買ったり3000ドルのギターを買ったりというのは無いと…
なのでそういう所で揉まれてきたというのもあります。
Ovaltone: リーガルプレイスに来るようになってからすっかりギター本体の魅力に取りつかれてしまいまして…セッティング次第で鳴り、音色、弾きやすさがここまでは違うなんて、こちらに伺う以前は思ってもいませんでした。
野口さん: 同じギターが修理、セッティングだけでそこまでいくとは思っていなかったわけですね。
Ovaltone: はい、そうです。衝撃的でした。
野口さん: ギター自体はまあ、どんなギターも僕からしてみれば伸びしろはあるっていう感覚で、そのパフォーマンスを上げるために僕がちょっと仕事をしているという事ではあるんですけど…
あと出来るだけバランスをよくするというのが、田中さんたちも気に入って頂けているフルセットアップというものですね。
フルセットアップはアメリカから帰ってきて、日本人に合わせた感じにして、それで気に入って頂けたのが良いのかなと思っています。
Ovaltone : すり合わせや全体のバランス調整等、まず生鳴りに関する部分だけでもいつも驚きの結果になるのですが、そこからさらに感動したのがエレクトリック部分の半田とコンデンサによるチューニングでした。
この部分にこだわり始めたのはリペアマンとしてのキャリアの最初の頃からだったんでしょうか?
野口さん: アメリカから帰ってきてからです。向こうでは木工と組み込みと。僕はアメリカにいるときは実はビンテージコンデンサにあまり興味が無くて、「ふーん」くらいだったんですよ。
日本に帰ってきて、色々なお客さんたちとコンタクトをとるようになって、そうすると中にはある意味「コンデンサオタク」のお客様もいて、で、その人たちとああでもないこうでもないと、あれをつけたらこうなる、これをつけたらこうなるという経験値をどんどん増やしていって、それでは飽き足らずに結局自分で色々と探して、試して、聞いてもらってというのを続けて今に至る感じです。
野口さん: 半田もだいたい同じ並行している感じではあります(笑)
コンデンサオタクの人たちは半田オタクでもあるので、半田もいっぱい試しました(笑)で、試して試して、まあやっぱりその中での良いところを、まあ良いだけでもないので、結局色々なものを覚えて使っていって、本当にやると結局混ぜたりというのもあんですけど…ギターに関してだけでなく、半田の場合は今度ケーブルも作るような感じで、ケーブルでのサウンドメイク、そういうのもやっていっていた感じですね。
Ovaltone : 相当の種類の半田とコンデンサを試されたと思うのですが、半田に関してはマイクロクラック半田はとにかく素晴らしい音色ですね。
自分もこちらにお邪魔するようになって、開発におけるハンダの重要性が以前によりも強まりました。
エフェクターでも最後のチューニングで、いくつかの個所を持って行きたいキャラクターのハンダに入れ替えたりして、希望のサウンドに寄せていくことが多くなりました。
野口さんは現在は何種類くらいの半田でチューニングをしているのですか?
野口さん: 半田の種類は現在はメインで使っているのは3種類で、もっとカスタムしていきたいという事になってくると10種類くらい使って、まあ半田を混ぜたりするので結局組み合わせや比率で無限になってくる感じです。
ただ普段それをあまりやらないのはクオリティーコントロールという観点で、混ぜると同じ音を2つ作れないので、普段は基本3種類でフィックスさせている感じです。
野口さん: マイクロクラックの半田は、半田を探している上で色々なものを試して、やっぱりその中で掘り出してきたものではあるんですよね。
もう今、色々とRohs問題だったりとかもあり、作れないものになってしまったので、手に入れるのが物凄い困難になってきてしまったんですけど、その中でもさらに入手困難なメーカーのもので、それは上手く出会えたのは凄く良かったです。
他のものに比べると全然音域から音質から違うので・・・
Ovaltone: 確かに・・・
野口さん: 無くなると困っちゃいますね。
Ovaltone : それでは次にコンデンサについて伺いたいのですが、こちらも物凄い量のストックですね。やはり気になったら仕入れてしまうのでしょうか…?
野口さん: コンデンサも、もう当たり外れもいっぱいあり、気になったら買ってしまうのもあるんですけど、やっぱりまあ5個10個買ってもしょうがないので、100個くらい買うってなるとお金もかかってましたけど・・・
でもまあ、当たり外れというよりもギターに合う合わないがあるので、同じものでも。なので無駄にはしていない感じです。
Ovaltone : ついつい気になる部品は買ってしまいますよね(笑)
では、いよいよ本題といいますか、自分が感動して-鵺-NUE DEVICE の着想のもとになったコンデンサである、野口さんの秘蔵のコンデンサについて教えてください。もちろん秘蔵なので詳細というよりも音のキャラクターなどについてを中心にお願いします。
野口さん: あれは特にコンデンサオタクな人と色々話をしていて、それもまたコンデンサオタクな人の秘蔵ではあったんですけど(笑)
まあそのあとで僕も探して手に入れには行ったんですけど、あれが他のものに比べるとやっぱり無駄なところがないコンデンサでしたよね。
ただ、入手に関しては今色々制約があって作れない物でもあるので、うーん、あれは本当にうちの中でもすごい唯一無二というか、大切なコンデンサですね。
それが -鵺-NUE DEVICEでその悩みがある意味解消してもらえているので、非常に今後が明るいなと思います(笑)
Ovaltone : 鵺デバイスでは、このコンデンサそのものを完全にはコピーできてはいないと思うのですが、自分のツボにささったニュアンスの部分は、再現することができたのではないか、と思っています。
野口さん: 色んなキャラというかコンセプトが機種ごとにあるので、物凄い発展すると思うんですよね。良いところが凄い出ているので。僕にしてみればキッチリ出ていると思うんですよ。あのコンデンサの特有の美味しい部分、他のコンデンサにない部分が出ていると思います。
Ovaltone: 鵺デバイスでも、半田でのチューニングが最後の追い込みの決め手になりました。本当にこの1年半のリーガルプレイスで学んだことが反映されたものになったと思います。
個人的にはですが、鵺デバイスを搭載した状態で電装系にマイクロクラックして頂くと自分にとってはもう完璧になります。
なので、ビンテージコンデンサや鵺デバイスを使う方たちは、そういう風にしてから使ってもらった方がより一層良さが出るので、まあ、マイクロクラック自体やっていただいた方が良いかなとは思います。
Ovaltone: 例えば有名なkester44等で付けても見えない部分というのは出てきてしまうと…
どうしても上の一番おいしい「ここが出ていれば」というところが無くなっちゃっていたりするので…それをちゃんと出そうとしているものがマイクロクラックなので。
Ovaltone : 最後に、リーガルプレイスに行ったことがない、という方のために伺いたいのですが、ちょっと普通のリペアショップとは違うところがありますよね?
営業時間や要予約であることなど…ご飯が出てきたりとか(笑)
自分も佐々木さんに紹介してもらわなければ最初の一歩が踏み出せなかったと思うのですが、プロオンリーであるとか一見さんお断りというわけでは無いですよね?
野口さん: そうです。基本的にはそういうスタンスではないです。
なぜアポイントメントが必要かというと、結局のところうちでやって頂くというのが、納得して帰って頂きたいという所もあって。
1日2組とかにしてしまうと今度、前のお客様が焦って妥協されてしまうというような部分があるので、そこはどれだけ時間をかけてもお客様の使って良いだけの時間があれば、金額ではなくて、ちゃんと納得して楽しんで帰って頂きたいでのアポイント制にしています。
そのアポイント自体はどなたでも取れるので!
L.A.の時でもそれこそホームレスの人がいて、その人もセットアップから修理からしていましたけど、かと思うとイーグルスのジョーウォルシュとかも来ていましたし、そういうホームレスからイーグルスまでというような感じで(笑)
日本だと僕の場合は女子高生から国内トップスタジオミュージシャンまでみたいなところまで、全部どなたも同じ技術で、同じように技術を間引かずやっているので、そこはだからいくらでも言ってもらえればと思っています。
来られない方たちには送りででも出来るので、という所ですね。どうしたいというのも言って頂ければそこにできるだけ寄せていって、みたいな感じで出来るので。まあ来てもらうのが一番良いんですけど、来れない方は送りでもできなくは無いです。
基本的に敷居は一番低いところにしているのでどなたでも大丈夫です!
Ovaltone : 本日はお忙しいところありがとうございました!
今年に入って、試奏イベントを行っていく必要性を痛感し、少しずつはじめさせて頂いております。
未だに「Ovaltone製品を試すことができない」というお声を頂きます。数年前と比べると生産数も上がり、取扱頂く楽器店様も増えておりますが、やはり2名での手作業となるとどうしても生産数に限界があります。
とはいえ外注に出してしまうのは、サウンドコントロールの面から考えて不可能です。
もし楽器店様で試す事ができたとしても、スタジオ併設店でも無い限りそれはやはり店頭での音量、そして購入前提というプレッシャー下での試奏となり、深い所まで感じ取っては頂けない可能性も考えられます。
また、展示会などでも、展示としては確かに来場者数は見込めるものの、音量規制が厳しく、音の面でのポテンシャルを感じ取って頂けない状況も経験してきております。
製品のプロトタイプができた時など、ギタリストの方々、あるいは親しい方々とスタジオに入って音出し会をすることがあるのですが、リラックスしながら自由に音を出し、色々言い合いながら試して頂く、というような空間で、こちらも非常に勉強になり、またお試し頂いた方にも楽しんで頂いているように思います。
そんな空気感を各地のお客様とご一緒できたら最高だと思い、試奏会を開催したいと思うようになりました。
一緒に試すことができればさらに楽しい会になると思い、賛同頂けそうなメーカー様にはお声がけしています。コラボレーションという形でも積極的に行っていければと考えています。
今回はとにかく「試奏」ということにフォーカスしたいという思いから、基本的にメインペダルに関しては、その場での販売はありません。もしお試し頂いて気に入って頂けたら、ぜひお近くの楽器店様でお求め頂ければと思います。
逆に小物やノベルティーなどは持っていけるものは持っていこうと思っています!
今のところ、決まっている試奏イベントは数件ですが、今後増やしていけたらと思っております。開催地のリクエストなどもありましたら是非お聞かせ下さい!
【イベント情報】4/14 in 福島 with flying teapot
【イベント情報】4/29 in 新宿 with flying teapot
【イベント情報】5/10 in 大阪 with PEDAL DIGGERS
PEDAL DIGGERSさんとは、実はかなり以前にコンタクトがあり、当時まだネットの直販のみの頃でした。
たしかOD-FIVEをご注文頂いて、完成してお送りしたのですが、内部写真をさっそくUPされていて、「お願いします~、さらさないでください~(泣)」と情けないメールをお送りしてしまいました。今となっては良い思い出です(笑)
それからしばらくは何もなく、途中で知り合い伝手でPEDAL DIGGERSの方だというのは認識しました。
そしてつい先日-鵺-NUE DEVICEのモニターキャンペーン中にご注文頂きまして、そこからイベントにお誘いしたところ一緒にやって下さるということで今回のイベントが決定致しました!
平日の夜ということで、お仕事帰りにもしお時間があれば是非ご参加ください!
flying teapotさんと、最初はお客様の友達というつながりでした。
そのうちスタジオで一緒に音を出すようになりプロトタイプを弾かせてもらったり、逆にプロトタイプを弾いてもらったり…なんだかんだで割と長くお付き合いさせて頂いております。
島村楽器さんでのイベントという事で、楽器を見にいらしたついでに如何でしょうか!
サウンドキャラクターが明確に違う2社ですが、コラボレーションが果たして上手くいきますでしょうか!イベント当日をお楽しみに!
flying teapotさんと、最初はお客様の友達というつながりでした。
そのうちスタジオで一緒に音を出すようになりプロトタイプを弾かせてもらったり、逆にプロトタイプを弾いてもらったり…なんだかんだで割と長くお付き合いさせて頂いております。
イベントを一緒に開催するのは、なんと今回初となります!また、福島でのイベントも初となります!
サウンドキャラクターが明確に違う2社ですが、コラボレーションが果たして上手くいきますでしょうか!イベント当日をお楽しみに!
Q.O.O.Blue editionにつきまして、今回納品分をもって生産完了とさせて頂きます。
また、Q.O.O.シリーズというシリーズ展開を予定しておりましたが、そちらも見直しましてシリーズ自体を終了させて頂きたいと思います。
モダンハイゲインというゾーンをカバーする機種が一旦なくなってしまう形となりますが、是非今後にご期待頂ければと思います。
何卒ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。
Ovaltone
田中
今回のイベントは急遽お誘い頂き、コラボが実現しました!
イベントでは試奏はもちろん、製作者のお話も伺えるということで、自分としては個人的に楽しんでしまいそうです(笑)エフェクターを作っている身ですが実はギター本体が大好きなんです…
Ovaltone につきましては、なんとNAMM 2018展示ボードがちょうど船便で戻って参りまして、持参する予定です!ご都合宜しければ是非ご参加ください!
NAMM 2018にて発表させて頂くULTRA BOOST SERIESについての詳細です。
Ovaltone として現在までの間にブースターは何機種かラインナップして参りました。各機種ごとにコンセプトはありましたが、振り返ると大きく分けて3種類の分類になっていました。
[1]ブースター本体の内部ではクリーンな音を保ち、トーンを調節、補正できるようになっているもの。 [2]ブースター本体で少し歪みやコンプレッションを発生させて、後段の歪みを増強するもの。 [3]ブースター本体内部で歪みや倍音を積極的に発生させ、後段の歪みにブースターの歪みのキャラクターを掛け合わせて独特の飽和感を得るもの。今回ULTRA BOOST SERIESでは、これらの系統のそれぞれの集大成と言う意味合いを意識して開発を進めました。
UBはUltra Boostの頭文字をとり、Cはクリーンタイプ(上記[1]) をあらわします。3はクリーンタイプのブースターとしてB-01,HAKONARI に続く3機種目にあたることをあらわしています。
こちらはG4と共通の基本回路を使用し、クリーンサウンドに特化してチューニングをしました。通常のプリブーストでブライトなプッシュ感を得たり、単体できらびやかなクリーンサウンドを得る用途のほかに、特にポストブースト(歪エフェクターを通った後に、主に音量を上げるためにするブースト)用途で活躍できるようなブースターです。
*Clean boost という機種もあったのですが、そちらはブースターという側面よりも音量管理機器という意味合いが強い為、今回のUBシリーズからは除外しました。そちらの系統の物も今後開発予定です。
UB-C3と同じくUBはUltra Boost 、Gはゲインタイプ(上記[2])をあらわし、4はTERMINUS,MERKAVA,MERKAVA MK.2に続く4機種目にあたることをあらわしています。
こちらはあえてトグルスイッチでのモード切替を排し、シンプルにゲインを押し上げ存在感を押し出すような用途に徹するようなチューニングにしました。基本回路はMERKAVAシリーズのものを受け継いでいます。
ネーミングは上記2機種と同様です。Sはサチュレーションタイプ(上記[3])をあらわし、5はAzureDragon,MAGS,Vermilion Boost,Ovaltone Harmonics Boost に続く5機種目にあたることをあらわしています。
こちらは基本的にOHBを引き継いでいますが、単体のゲインや密度感を増し、よりスイートなサウンドや、毛羽立ちを与えるブーストが可能になっています。
発売時期は2018年7~8月9月~10月予定となります。
価格は24,000円(税抜)予定です。
受注開始時期未定。
NAMM2018今年も参加させて頂きます!
FAT様、FREE THE TONE様、BLACK CLOUD様との合同ブースでの出展で、今年はなんとブース面積が2倍になりました。そして4年目にしてついに地下からの脱出・・・ブースはHALL D 3347です。
NAMM 2018マップ※HALL D左上の方です。
下段右からFOUNTAIN , UB-C3 , UB-G4 , UB-S5 , GD-013 version2.0
上段右から小型PRIME GEAR prototype , FREE THE TONE FT-2Y , WHITE FACE prototype , FREE THE TONE PT-3D
となっております。
UB-C3がポストブーストでの使用も想定している為、一番右にFOUNTAINを配置しています。GD-013は気分によって34-Xtremeと入れ替えながら運用予定です。
FT-2YはMy new gearしました!WHITE FACEのセンドリターンに繋いでポストEQでかかるようになっています。
WHITE FACEは中身はほぼ完成バージョンで、筐体はまだアルミダイキャストです…
そしてこちらは以前ご紹介させて頂いたOSBP-1ベースプリです。
こちらを搭載した BLACK CLOUD Black Smoker BETA5 actも展示されます!
シェアブースの良いところが活かされてます(笑)
こちらを搭載したBLACK CLOUDギターも展示されます!
こちらの詳細につきましてはまた後程発表させて頂きます。
今回のNAMMはブース面積の拡大と出展階の上昇ということで、非常に楽しみです!
WEB DIRECT SHOPの方は帰国するまでお休みさせて頂きます。
Black Cloud代表、黒岩氏からのリクエストは以下のようなものでした。
「パッシブの状態で基本的な音は完成しているイメージで、いざという時にアクティブの力を借りることができるようなプリアンプが欲しい。オンにした瞬間にアクティブ臭く変わってしまうのは避けたい。」
黒岩氏のリクエストから感じたのは、現場からの声を一番に考えていて、これまでの経験も踏まえBlack Cloudのアクティブベースとして最高のものを作りたいという情熱でした。
こちらもその熱意に応えるべく、試行錯誤し出来上がったのがOSBP-1です。
コントロールにはベース、トレブルのブーストタイプを採用しました。
サウンド的にはオンオフ切り替え時の音色差、音量差を極力少なくすることと、ダイナミスの階調が非常に滑らかで情報量豊かなBlack Cloud USA製カスタムピックアップの出力する信号を取りこぼさずに再生することを念頭に開発しました。
回路ではベストを尽くしたつもりですが、ベース本体、ピックアップと組み合わせてどのようになるか、完成まで期待と不安でいっぱいでした。
そして先日Black Smoker BETA5 actの第一号がついに完成したとの事で、音出しをさせて頂きました。
まずパッシブの状態で驚くべき完成度でした。本体の生鳴りの安定感、5弦とは思えない演奏性の高さ、ピックアップの手巻き特有の空気感とこちらのピックアップではいつも感じるコシの強さと圧倒的バランス感それぞれが調和してベストな結果を生んでいました。
次にプリアンプをオンにしました。まず絞りきりの状態で音を出して「やった!」と思いました。そしてベース、トレブルを少し持ち上げるとアクティブの力強いサウンドが!パッシブの状態で基本の音がとてもしっかりしている為ベースを大ブーストしても音がボケたりせず存在感があり、音を切ったときの制動力も凄かったです。
音出しの前に楽器店様でも音出しをされたとことですが、恐ろしくローノイズであるとご評価頂いたということで、その点も非常に嬉しかったです。
今回、このプロジェクトに参加させて頂き、こんなに素晴らしい楽器の一部として製品を使用して頂けるのはとても光栄に思います。
[ Black Cloud ] Black Smoker BETA5 act、店頭でお見かけの際には是非お試しください!!以下OSBP-1の詳細です。
OSBP-1(Ovaltone Shadow Bass Preamp-1)はベース、トレブルをブースト可能な本体搭載型ベースプリアンプです。
ユニークな※Shadow Source Mix回路とハイカレント動作により、ピックアップから出力された信号をみずみずしい状態のままで出力します。
ローは潤いがあり力強く、ハイはアクティブ特有の刺々しさを伴いません。
また、出力は直接ローインピーダンス仕様のボリュームペダルに接続してもローエンドのロスが最小限になるよう考慮されています。
※Shadow Source Mix回路とは…EQ回路で分断される前の素の状態の信号を影のように薄く出力にミックスすることによって、ローとハイが分裂することなく一体の印象をもって出力されます。
電源電圧…9VDC only (18V非対応)
消費電流…約7mA
—OSBP-1は現時点(2017/12/8)では単体での発売は予定しておりません。—
2017/8/28 ovaltone “ついに!!White Face、Version7基板にて到達した模様です!また少し日を空けて、一から組み上げて最終チェックに入ります!”
本日2017/11/30
お待たせしておりまして大変申し訳ございません…
中身に関してはすでにほぼ完成しております!
GD-013 Version 2.0の発売に向けて集中していたことはあるのですが、その他に重要な出来事が起こってしまいました。
それは筐体です。
このタイミングで、まさに求めていた響きを持つ素材を見つけてしまいました…
来年中には発売したいです!
2017年1月のNAMM SHOWにて発表させて頂いてからブラッシュアップを続けておりますWHITE FACEクリーンプリアンプにつきまして、お問い合わせを頂く機会が増えてまいりましたので、開発の進捗状況をお伝えしたいと思います。
元々クリーンのプリアンプを作りたいという希望は以前からあり、ソリッドステートでの試作は何度か繰り返していました。
なぜクリーンのプリアンプかというと、歪みエフェクターは繋がる先のクリーントーンによってサウンドが大きく左右されるもので、歪みエフェクターをメインに製作させて頂いているメーカーとしては一つリファレンスの様なクリーントーンを提示できれば良いなと思っていたからです。
ソリッドステートでもその役目は果たすことは可能ではあったのですが、それをスタンダードとして打ち出すと思うとどうもしっくりこず、やはり歴史的に真空管アンプのクリーンが広く一般に浸透しているスタンダードであると感じていました。
ですが通常の真空管アンプですと実際にはクリーンな領域が狭すぎたり、コンプレッションが強すぎたり、周波数レンジが狭かったりと、エフェクターの音を余さず再生するのには自分としては十分では無いと感じており、その辺りの再生力が丁度良く、また単体のクリーンとしてもリッチなチューブサウンドのものというのはなかなか少なく、どうしたものかと長く保留にしていました。
そうしているうちにKORG様からNutube 6P1というものが発表されました。2016年、試供品を得られる様になったタイミングで早速簡易な試験機を作り、音と反応を確かめてみましたところ、まさに保留にしていたクリーントーンに最適な部品だと大喜びしました。
そして2016年末にかけて最初の試作機を完成させました。
現在までにプロトタイプは大きな変更点で見ると5バージョンの変遷を辿ってきました。
プロトタイプver.1は音はそこそこなものの、バックグラウンドノイズがひどく(こちらはNutube由来ではありません)、またNutube由来のマイクロフォニックノイズも大きいものでした。
ver.2はバックグラウンドノイズを大幅に減らし、マイクロフォニックノイズもそこそこ低減できたものでした。
このver.2はNAMMに持って行ったバージョンになります。
帰国後、Nutube部分でのコンプレッションを増す作業と、センドリターン部のレベル調整を行いました。
NAMM展示ボードではセンドリターンにfree the tone様のAmbi spaceをインストレベルにて接続しており、すっかりインストレベルに対応できていると思い込んでいたのですが(あとで分かったのですがAmbispaceはマージンが広く取られているようです)、帰国後、他社の空間系製品を色々と繋いでテストしているとどうも音が割れてしまい、インストレベルと言い切るにはもっとレベルを下げる必要があると感じ、改良することにしました。
ver.3はセンドリターン部のレベルを下げるとともに、より真空管的なコンプレッションが得られる様に調整し直したものでした。
ここでまたノイズの問題が発生しました。途中で音量を下げて、また上げるという事をするので、下げた時に乗ったノイズがレベルを大きく戻す際に同じ様に持ち上がってしまい、当たり前といえば当たり前なのですがノイズが増えてしまいました。
この設定で固定にしてしまうと、センドリターン部に何も繋がない、あるいはラインレベル対応のものを使うという場合に、無駄にノイズの多い状態になってしまうため、内部にスイッチを付け、切り替えられる様にしようと思いました。
ver.4はセンドリターンレベルの切り替えスイッチを内部に設け、Nutubeには新たなマイクロフォニックノイズ対策を施しました。
マイクロフォニックノイズは試奏レベルの音量では本体をデコピンしても鳴らないくらいまで低減しました。かなりの大音量下でも通常使用では問題にならない程度(レバースイッチ切り替え時にかすかになる程度)になっています。
サウンドの面ではチューブ感を出し過ぎてきてしまっており、歪みエフェクターと合わせるとやや団子になってしまう様に思えたので一度原点に戻りスッキリした状態にしようと思いました。
ver.5はサウンドメッセ大阪2017に持って行ったバージョンで、サウンドもスッキリとしたものに戻った事で、イメージとしては諸々の問題を解決済のver.2といった感じになりました。
しかしここでまた問題が発生しました。サウンドメッセにて気が付いたことなのですが、その時のアンプがtwo rockのアンプで、リターンに直にギターを接続してもとても良い音、というかリターンなのにちゃんとギターアンプの音がしていて、その様な状態にプリアンプを接続すると近似的にダブルプリの様な状態になり、音が薄くなってしまいました。
それまでテストしていたアンプのリターンやパワーアンプでは元の音はモコモコしていてプリアンプを繋がなければギターらしい音では無かったのですが、two rockまで来るとリターン直でも良い音がしてしまうということがわかりました。
この現象に対応する為、メッセ後ver.6の叩き台にすべくver.5を改造しました。
EQのポイントを再設定し調整でどちらのタイプの接続先でも追い切れる様に、また全体のサウンドも要点を充実させる方向にレンジ感とコンプレッションのバランスをとりながら進めて行きました。
その途中、さらにノイズを低減できる余地を発見し、よりローノイズ化しました。
そして現在ver.6の基板を発注し出来上がるのを待っている状態です。
ver.5でファイナルバージョンと思っていた為、大量のver.5基板を作ってしまいました…
しかしさらに良い物にする為、ver.6に進む事を決断しました。
大変お待たせしておりまして心苦しいのですが、お届けするバージョンは現時点の自分の実力で最高の物をお出ししたいと思っておりますので今しばらくお待ち頂ければと思います!
先日から画像では少しずつご紹介させて頂いておりましたFAT 514.D Modified by Ovaltoneがいよいよ来週から始まります「FAT Experience Tour 2016」において発売開始となります!
それに伴いまして今回はモディファイの方向性やサウンドに関して書かせて頂きたいと思います。モディファイのベースとなったFAT514.Dにつきましては、ご存知の方はご存知と思われますが、アンプの歪みをプッシュ、あるいは整音するブースターとして非常に優れた性能を発揮し、実際に某アーティストの現場で使用されている言うなれば”本物”です。
主観になってしまいますが514.Dのサウンドは非常に立ち上がりが早く、スコンと前に音が飛び出すような鮮烈さがあり、周波数レンジも狭くなり過ぎない中にありつつ程よくフォーカスされ、非常に完成度が高いものです。
通常、モディファイというと元に少し不満があり、そこに少し修正を加えることで自分にとっての完成状態へ近づける作業なのですが、今回は初めから良かったので、どうしようかという方向性を出すのが非常に困難でした。
最終的には違う良さに軸を振って「こういう514.Dも良いな」と思えるようなモディファイをしてみました。
使用のシチュエーションとしては、ゲインを控え目にしてオリジナルと同じようにブースターとしての用途が適していると思います。
単体でゲインを上げていったときの歪み方はオリジナルと大きく異なり、荒いファズクランチのような歪み方になります。それはそれでグランジーな良さはあるのですが、使いどころが難しいかもしれません。
ブースターとしてオリジナルと比較すると、重心がグッと下がり、質感は少し荒れた潰れ感と粘り感がブレンドされます。オリジナルのアタック感を維持しつつもサステインがあとから膨らむような、たっぷりとした弾き心地になっています。
ぜひ「FAT Experience Tour 2016」にてお試しください!