※こちらはRAT2のModifyのレビューとなります。
投稿者:
チャジー 様
使用ギター:
ESP Snapper
ESP THROBBER
使用アンプ:
CAA OD100 John Suhr Special
CAA 3+SE
Roland JC-120
演奏ジャンル:
ROCK POPS
好きなアーティスト:
Van Halen
SIAM SHADE
レビュー:
OvaltoneさんにはOD-FIVE 2 Xtremeをきっかけに色々とお世話になっています。
今回はRATの、しかも現行RATのModifyという事で大変興味がありオーダーさせて頂きました。
僕の思うOvaltoneさんの特徴は、デモ動画のサウンドと実機を触ってのサウンドに差異が少ないという事で、
これはOD-FIVE 2 Xtremeを手にしてデモ動画のサウンドと実機で出したサウンドとで
違和感がかった時にかなり驚きました。
そして今回のPROCO RAT2 Modify。
実はOvaltoneさんがこのModifyをTwitterで告知をした当初から
「この動画通りなら相当好みなので欲しい」と騒いでいました。
するとこの数ヶ月の間にふとしたキッカケでOvaltoneさんに直接お会いできる機会が何度かあり、
その際に細かいお話を伺う事ができたのでオーダーを決意。
やはり実際にオーダーをするとなると中々踏ん切りが付かないものなので今回のタイミングはとても有り難かったです。
さて、前置きが長くなってしまいましたが肝心のサウンドはとてもストレートなロックなサウンド。
先述の通り、デモ動画と印象が変わる事はなくとても好きな理想的なDistortionサウンドだったのですが、
実際にはデモ動画のサウンドよりもっと太い印象です。
この辺りは使用するギターやアンプ、その他のセッティングで多少の前後はあると思うのですが
それでも全体的に太さは感じられます。
OD-FIVE 2 Xtremeユーザーとして多少贔屓目で見てしまっている部分もあるとは思いますが
「これは良いぞ…」
と思わずほくそ笑んだのを覚えています。
それならば!と先日、自分の周りでRATを持っている友人を集めスタジオで比較。
たまたまWhite Face RATのModifyをOvaltoneさんにオーダーをした人も都合があったので
色々と弾いて試したのですが、確かに現行とWhite Faceではそのサウンドに違いがあるものの、
基本的な歪みの質感等は同じでした。
違いは当然ながらありますが…敢えて言うなら現行RAT2 Modifyの方が歪みやすく低音も出てるといった感じ。
逆にWhite Face RAT Modifyは良い意味で中域が枯れている感じ。
とはいえ一聴しただけでは分からない程で
「狙うサウンドが明確でブレていないし、Ovaltone Modify流石だなー!」
という声があがったほど。
ですのでこれも好みではありますが、余程の拘りがない限りは現行バージョンで良いと思います。
ちなみにReissueではない本物の84年製White Face RAT(オリジナル)とも弾き比べましたが、
White Face RATはFUZZっぽい部分もあるので現代的な楽曲を演るのであれば
RAT2 Modifyの方が汎用性があってオススメです。
それだけRATらしさが残った非常にバランスの良いModifyだと言えます。
あとは細かい部分ですがDCジャックが通常のピンタイプから一般的な2.1mmバレルタイプに
換装されているのはボードを組む上でとても有り難いですね。
最後に正直に言うと今回のRAT2 Modifyが余りにも気に入りすぎて、
OD-FIVE 2 Xtremeとどっちをメインで使おうか悩んでいます(笑)
ともすれば、Ovaltone製品は気になっているけどオーダーの待ち時間で躊躇している方などには、
Ovaltoneさんの狙う質感やサウンドがとても感じられるペダルですしどう変わったかも分かり、
さらにオリジナル製品のオーダーよりは若干早く入手可能なPROCO RAT2 Modifyをオーダーする
というのもアリではないか?と思います。
長々と書きましたが今回は素晴らしいペダルをありがとうございました!