PREAMP - プリアンプ - Products -製品-

OVALTONE PREAMP

エフェクターを接続する為のクリーンを作ることを念頭において、開発されたコンパクトプリアンプです。
通常のラック型プリアンプのように、パワーアンプの前やアンプのリターンに接続して使用します。

GAINや3EQに加えて、BOOST、THIN/FAT、GLASSという、細かい音作りの助けになるようなコントロールも搭載しています。
オンオフ、BOOSTは外部スイッチの接続に対応しています。

また、本体のみでもドライブサウンドを作ることは可能です。ペダルとして使用できるペダルモードも搭載しています。

使用部品にもこだわり、KORG Nutube 6P1、JRC MUSES01、Oxford Electrical Products製オーディオトランス、アルミニウム削り出し筐体等を採用しています。

モデル名 : OVALTONE PREAMP
(オーバルトーン プリアンプ)
種別 : プリアンプ
発売日 :  2021 / 5 / 21
価格 :58,800円(税抜)/  64,680円(税込)

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セクションごとのコントロール説明

OVALTONE PREAMPのツマミは8つです。
一見、複雑なように思われますが、セクションごとに見ていくとそこまで複雑ではありません。

ゲインセクション

< GAIN >
最初の増幅段の増幅量を設定します。
ギターの出力によって違いがありますが、9時くらいまでがクリーン、9時~3時くらいまでがクリーンに近いクランチ、3時以降から歪みが増すというのが目安です。

< BOOST >
最初の増幅段の増幅率を設定します。
外部接続のスイッチによって0とノブ設定値とを切り替え可能です。
BOOST LEDが点灯中、ノブの設定値が有効です。

外部接続スイッチなしの標準では点灯状態です。
特にBOOSTを切り替えて使わないという場合には、追加のGAINつまみのような使い方もおすすめです。
GAINで上げるのとはまた違ったキャラクターが得られます。

< MASTER >
最終的な出力音量を設定します。マスターボリュームです。
※パワーアンプ側の入力許容とのバランスに注意して下さい。パワーアンプの入力にレベル切り替えスイッチがある場合は、ラインレベルを選択して下さい。

EQセクション

TREBLE >
高域の量を設定します。
TREBLEを設定するときに、後述のGLASS(より高い高域のコントロール)との兼ね合いに注意して下さい。TREBLEを下げてもGLASSの帯域は残ります。

< MIDDLE >
中域の量を設定します。
12時位置で少し多めになっています。トラディショナルなアンプのようなキャラクターを狙う場合は下げ、ブティック系アンプのようなキャラクターを狙う場合は上げ目で設定すると良い結果が得られやすいです。

< BASS >
低域の量を設定します。
絞っていくと、かなり低域を切ることが可能です。狭い部屋などで低音がまわってしまうような場合に有効です。


キャラクターセクション
THIN / FAT >
すっきりした音と太い音のバランスを調節します。左に回すほどすっきりし、右に回すほど太くなります。
まず12時にした状態で3EQで音を作り、それで足りなかったらどちらかに傾けるような設定方法がおすすめです。

< GLASS >
超高域の量を設定します。特に歪みエフェクターを使用する場合は、ザクザクとした音色の部分の調整に役立ちます。
全開から絞っていくような設定方法が分かりやすさの面でおすすめです。
※パワーアンプ以降の高域再生能力が低い場合は、効きが弱くなる場合があります。

クリーントーンでのGLASSノブのサンプルは、EQセクションに含まれています。
下記動画はGLASSの所を頭出ししています。



外部コントロールセクション

< ON/BYPASS >
外部のオンオフスイッチ(ラッチタイプ)を接続可能です。
オン時は右側LEDが点灯状態です。オフ時はトゥルーバイパスです。

モノラルジャックを使用する場合、自動的にRINGとSLEEVEが接続状態になり、ペダルモードが有効になります。
ステレオジャックを使用すれば本体のオンオフとペダルモードのオンオフの両方を外部からコントロール可能です。
何も接続しないときはオン / プリアンプモードの状態が維持されます。

※ペダルモード・・・ペダルとして使用しやすいよう周波数レンジが狭まり、出力音量が低下するモードです。
※ベースでベースプリアンプとして使用する場合は、ペダルモードはレンジが狭すぎる可能性がありますので、ベースでの使用には通常モードがおすすめです。

< BOOST >
外部のオンオフスイッチ(ラッチタイプ)を接続可能です。
オン時はBOOSTノブの設定量が適用され、左側LEDが点灯します。
オフ時はBOOSTノブを絞り切った状態の値が適用され左側LEDが消灯します。
BOOSTのオンオフはスローに切り替わるので、オンオフのノイズが発生しません。
何も接続しないときはオンの状態が維持されます。


セッティング例

いくつかのセッティング例を動画に収録しました。

「どことなく〇〇風味」を感じるようにセッティングしたサンプルです

ストローク、アルペジオ、カッティングの固定フレーズでのサンプルです

※動画内でのセッティングは収録時のもので、環境やその他の要因でセッティングは変化します。

接続環境

プリアンプを使用する場合、考えられる接続環境は

●パワーアンプに接続
●ギターアンプのリターンに接続
●ライン接続

となります。

またそのほかの接続環境として

●ギターアンプのインプットへ接続
●ベースでベースアンプ、ラインでの使用
●空間系エフェクトを使用する場合

が考えられます。

また、OVALTONE PREAMPの出力はラインレベル、ローインピーダンス、正位相となります。
ラインレベルですが、MASTERとその他EQやGAINの兼ね合いによって、ユニティーに近い状態に音量を落として使用することも可能です。


パワーアンプに接続

・パワーアンプに接続する場合は、入力レベルに気を付けます。
入力レベル切り替えスイッチのあるパワーアンプではラインレベル、もしくは高レベル側を選択します(ものによって音量が足りない場合は低レベル側を選択します)

また、パワーアンプによっては入力許容レベルが低いものがあり、パワーアンプの入力部で歪んでしまう場合があります。その場合は本機のマスターを下げ、パワーアンプ側のボリュームを上げて対処します。

・製品によってはパワーアンプ単体でも成り立つように、パワーアンプにEQセクションが設けられていたり、プリアンプを通った後のようなキャラクター付けがなされているものがあります。その場合あらかじめパワーアンプ側をフラットなセッティングにしておく必要があります。

下記動画は数種類のパワーアンプとの相性を試しております。
最初はつまみを12時に設定して、そこからセッティングを追い込んでいます。
動画中にノブを動かしている意図や持っていく方向について記載していますので、あわせてご覧ください。セッティングの参考になれば幸いです。

※動画内でのセッティングは収録時のもので、環境やその他の要因でセッティングは変化します。


ギターアンプのリターンに接続
・パワーアンプに接続するときと同様に入力レベルに気を付けます。

・ギターアンプのパワーアンプ部は、製品によって単体のパワーアンプ以上に強いキャラクターを持っているものもあり、思うような結果が得られない場合があります。ライブ等、万全を期す必要がある場合には単体のパワーアンプか、動作の確認が取れているギターアンプのリターンの使用をお勧めします。

下記動画はパワーアンプ動画のサムネイルですが、リターン接続が頭出しされます。

※動画内でのセッティングは収録時のもので、環境やその他の要因でセッティングは変化します。


ライン接続
本機はあくまでもプリアンプであるため、ライン環境で使用の際にはパワーアンプシミュレーター部、キャビネットシミュレーター部、マイクシミュレーター部が別途必要になります。
出力インピーダンスは一般的なオーディオインターフェイスのライン入力に接続可能です。

※動画内でのセッティングは収録時のもので、環境やその他の要因でセッティングは変化します。


ギターアンプのインプットへ接続
ギターアンプのインプットに接続する場合、2通りの例が考えられます。

・プリアンプとして使用する場合
・ペダルモードで歪みペダルとして使用する場合

プリアンプとして使用する場合には、接続するギターアンプ側のプリアンプの影響がなるべく少なくなるようにギターアンプ側をセッティングする必要があります。

一般的な3EQの場合、Treble 0、Middle 10 、Bass 0 にすることでEQ部分の影響を少なくすることが出来ます。プリアンプの影響はEQ部分だけではないので、そのセッティングをスタートポイントとして、適宜調節して下さい。
また、ボリュームやプリゲインのツマミの所にハイパスが入っているアンプの場合、そのツマミの設定位置が低いほど相対的に高域が大きくなります。

動画ではJC-120のインプットへの接続を試しています。
おすすめの接続法ではありません。ですがどうしてもというケースもあると思いますので実験しました。

※動画内でのセッティングは収録時のもので、環境やその他の要因でセッティングは変化します。

ペダルモード
※動画内でのセッティングは収録時のもので、環境やその他の要因でセッティングは変化します。


ベースでベースアンプ、ラインでの使用
OVALTONE PREAMPは、ベースでの使用も可能です。
ただしプリアンプモードでは一般的にアンプの前に接続して使用するベースプリアンプに比べ出力が大きいため、設定によってはMASTERの位置は絞った位置で使用する場合があります。

動画ではDIに接続し、OVALTONE PREAMPがオフの時の音とオンの時の音を収録しています。

※動画内でのセッティングは収録時のもので、環境やその他の要因でセッティングは変化します。


空間系エフェクトを使用する場合
パワーアンプに対してラインレベルで信号を送る場合、空間系エフェクトもラインレベルに対応しているものが必要になります。ですが、音量や各機器のバランスによって、ペダルレベルで使用可能な場合もあります。
プリアンプの手前側で空間系エフェクトを使用する場合は、ペダルレベルで問題ありません。

※動画内でのセッティングは収録時のもので、環境やその他の要因でセッティングは変化します。

その他の仕様

重量:約725g
サイズ:124(W)x96(D)x72(H)mm
消費電流:約150mA / 9VDC
入力インピーダンス : 1MΩ
推奨負荷インピーダンス:2kΩ以上
電源 : 安定化済みのACアダプタ、またはパワーサプライ(DC9V、センターマイナス2.1mm)
※内部で昇圧しており、外部昇圧には対応しておりません。9V入力を厳守して下さい。

注意事項


ご購入前の注意点

一般にギターアンプの構成要素はプリアンプ、パワーアンプ、キャビネットとなっており、本製品はそのうちのプリアンプの部分のみの役割を担うものです。

プリアンプは3つの構成要素のうち、コントロール類が多く、積極的に音を増幅、加工をするような回路の為、音を作る部分として説明される事が多いので、「プリアンプさえ決めればパワーアンプは音量を上げるだけのもので、キャビネットは音が出るだけのもの」と考えてしまいがちです。

ですがパワーアンプ、キャビネットもそれぞれ固有の音のキャラクターを持っており、プリアンプを接続するパワーアンプ、キャビネットの音への影響を無視することはできません。

本製品はその中でも色々な環境に対応するべく、コントロール類を考えておりますが、すべての環境で全く同じ音にすることはできません。

色々な組み合わせの中で、共通に聴こえてくる部分から本製品の音をイメージして頂けるのではないかという思いで、本ページの動画の中でも、できるだけ複数の組み合わせをご紹介しました。

ご確認、ご納得頂きました上でご注文頂けましたら幸いです。


Nutube 6P1 に関するご注意 
本製品は KORG 社の Nutube 6P1 を使用しており、 以下の特徴がございます。

・メーカー公表の連続期待寿命は 3 万時間です。
3 万時間とは毎日約 3 時間使用した場合、 約 27 年間です。

・上記より、 寿命による交換は長期不必要と思われますが、 落下や事故などで交換が必要になった場合は弊社へご連絡頂けましたら幸いです。専用のマウント基板ごと交換後、 バイアス調整を行います。

・Nutube 6P1 内部のフィラメントの振動に由来するマイクロフォニック ・ ノイズ(キーンという高周波ノイズ) が原理的に起こりやすくなっています。
本製品ではクッションによる振動の分離や、 カバーによる空気振動の分離を行い、実用上問題のないレベルになるよう対策しておりますが、 ケーブルに抜き差し等、筐体に直接、 個体振動が伝わるようなタイミングで 「キーン」 という薄いノイズが乗ることがあります。 仕様となりますので、 あらかじめご了承ください。

・Nutube 6P1 は通常の真空管のように発熱することはありません。


その他のご注意 
・使用上、 裏蓋を開ける必要性はありませんが、 開ける場合にはネジ溝が潰れやすいため力加減にお気を付けください。また、 閉じる際は裏蓋の溝が非対称ですので元通りに戻すようご注意ください。

・Nutube 6P1 の素材の大半はガラスです。 保護はしておりますが激しい衝撃をなるべく与えないようお願い致します。

・電源は 9VDC 対応です。 外部昇圧は行わないで下さい。

・Nutube 6P1 の保持に両面テープを使用しております。 UL969 規格を取得した耐熱両面テープを使用しておりますが、 保管や使用の際には極端な高温環境を避けて下さい。

・ノブ、 ワッシャーに 3D プリント部品を使用しております。データ出力物ですが細かい造形に個体差がありますことをご了承下さい。

<<取り扱い説明書をダウンロードして頂けます。>>
詳細な仕様や注意事項の記載もありますので、ご注文前にご確認下さい