投稿者:
mine 様(滋賀県)
使用ギター:
TOM ANDERSON DROP TOP CLASSIC
MOMOSE TH-1
使用アンプ・キャビネット:
Fender Hot Pod Deluxe Ⅲ ,Fender Twin Reverb
演奏ジャンル:
ロック、ポップス、ジャズ、フュージョン等…
レビュー:
とある専門学校でギターを学んでいます。
ビッグバンドで使用する歪みを探していて、OD-5 Xtreamとどちらにするか悩んだ結果、
デモ動画内で佐々木氏がビッグバンド内での使用について触れられていたので
こちらのOD-6 Amber(onion)を購入することにしました。
実際に試してみると、Xtreamほどではないですがかなり歪みます。
動画を聞いたときにはタイトで纏まりのあるイメージでしたがロックにも十分使えるくらいです。
3つのモードがあり、1では乾いた感じのクランチサウンドが得られ、他の歪みペダルにはない
サスティンが感じられました。カッティングに適した音作りの中で単音を弾いても
音が途切れないというのはありがたいです。
2と3ではアンプのサウンドをブーストしたような伸びのある歪みで、違いはわかりづらいのですが
2のほうが少しだけ音の芯が残ります。
録音やアンサンブルなどで違いがわかるかと言われれば微妙なので使い分けが難しいですね。
2と3はサスティンの伸びのおかげで、柔らかく全体に広がるような細かい歪みが気持ち良いのですが、
トーンを少し上げてやらないとアンサンブルでは音が埋もれてしまうので注意が必要です。
TONEノブとP.L.Cノブのおかげで、様々なジャンルでも抜けが良くても出すぎない
ちょうど良い音作りができるので助かります。
P.L.Cノブは動画でも違いがわかるかと言われていましたが、左へ回すほど低音がブリブリしてくる感じで、
右に回すと間の抜けたような、ストラトのハーフトーンのような音が得られました。
結構変わってくるので調節のし甲斐があります。
それと音の抜けで気になったのが、どのモードでもVOLUMEをある程度まで上げると突然中域が前に出てきます。
大体2~3時くらいまでVOLUMEを上げると芯のあるパキっとしたサウンドになります。
それもTONEで調整可能なので特に問題はないです。
DRIVEは説明には下げきるとクリーンになりきらないとありますが、完全に下げきると音が出なくなります。
ギターのVOLUMEに対する追従性はOD-5よりはよくないですが、歪ませすぎなければクリーンになります。
見た目に関しても鼈甲の柄と動画よりオレンジの発色がよくて好みです。
LEDはスイッチの隣にあって暗闇の中でも問題なく踏めると思います。
自分のような若輩者がこんな素晴らしいペダルの最初のレビューを書くのは恐縮なのですが、
少しでもOD-5だけじゃなくOD-6のほうの購入を考えていただければ幸いです。
こちらも負けず劣らず素晴らしいペダルですよ!