投稿者:
西山昌一郎 様
使用ギター:
Deviserプロトタイプ、レスポール等
使用アンプ:
Fender TwinReverb等
演奏ジャンル:
ポップス、ロック
好きなギタリスト:
エリック・ジョンソン、ジョーサトリアーニ、今剛、松原正樹、鈴木健治
レビュー:
まず重量が軽いです。こういったツインペダル系の歪みは重いものが殆どですが、
本機は堅牢さと軽さを備えています。
また他メーカーの一般的コンパクトペダルより頭一個分背が高いです。
通常、ギタリストが多く踏むのは歪みのON・OFFかと思いますが、この背丈も足元での安定操作において
非常に信頼がおけます。二つのスイッチ幅も自分にとっては十分余裕のある幅でした。
肝心の音ですが、非常に多機能で余りにたくさんのサウンドが作れてしまいますので、好みの設定を。
グリーンランプは、ゲイン弱めで、ボトムカット、シェイプを上げた歯切れの良いクランチサウンドが好みです。
バッキングにおいて「聞こえる」おいしい帯域を残しながら、アンサンブル、オケへのなじみ方が秀逸です。
ブルーランプは、これはアンプ側や他のエフェクトの設定を詰めれば、OD-100、3+SEとVHTに
近いサウンドになり得ます!
しかし、ただのクローンではなく独特の良い艶があります。
ブーストスイッチは切って、ゲイン7~8割、アンプや他FXによって、本機ボトムカットやシェイプ調整を
しっかり行えば、ある程度環境問わず、歪みはこれ一個で大丈夫と思える鳴り方をしてくれます。
トータルとして、全つまみが積極的に「効く」ことが幅広いサウンド作りを可能にしてくれます。
特にVol.ペダルや、ギターヴォリュームとの相性も良く効き、ピッキング反応も自分には申し分ありません。
そして重要なのが、ペダルを踏みっぱなしにしておいても、待機中にアンプから鳴る「シャーッ」という
ノイズが激減したことです。
ギタリストは気にならなくても、そこを気にする方は多いと思います。
トータルで、こんなに様々なことが考慮されたペダルに出会ったのは初めてでした。
ovaltone様、ありがとうございました!!