投稿者:
T.T 様 (神奈川県)
使用ギター:
DTM DT+ , PRS custom24 , PRS 305
使用アンプ:
KOCH Twintone III
演奏ジャンル:
HardRock , Fusion
好きなアーティスト:
Guthrie Govan,Marco Sfogli,
Paul Gilbert,Steve Vai,John Frusciante
レビュー:
まずは見た目ですが、
目を引く鮮やかなブルーのラップ塗装が非常にカッコいいです。
ペダルボードの中でも異彩を放って存在感抜群です。
ただ、個人的には赤の3mm球LEDが多少チープな気がします。
ONにすると気にはなりませんが、もう少し高級感漂う雰囲気のほうがいいなぁと思いました。
次にサウンドですが、
自分は以前からOD-FIVEを使用させていただいているので比較という観点からレビューさせて頂きます。
ザックリとした印象を言えば
コードの分離感、低音リフはOD-FIVE
コンプ感やサスティンの長さ、弾きやすさはKS-1
といった感じです。
Volの追従性についてですが、
Vol絞るとOD-FIVEは太さは残りつつゲインが減っていく感じでしたが、
KS-1は低音がスッと引く感じで歪み成分は結構残ります。
Volumeへの追従性は正直OD-FIVEのほうがいいです。
OD-FIVEより優れていると感じる点を述べるとすれば、
KS-1はリードサウンドに狙いを絞った分、
特に太さと倍音の出方、スムースな弾き心地は素晴らしく、
チョーキングやハーモニクスなどの気持ちよさはついついニヤけてしまうほどです(笑)
あえて欠点を挙げるとすれば、
OD-FIVEもそうですが、低音の解像度の低さがあと一歩足りない気がします。
低音は濁りがちで、普段から低音のもたつきが少ないギター、アンプを使用してる方は多少気になると思います。
ですが、あくまで真空管アンプやもっとローゲインのODと比較した場合の話であって、
モダンハイゲインのディストーションペダルとしては優秀なレベルです。
信頼してお付き合いしてきたOvaltoneさんなので、今後の発展を願い、少し厳しい意見を書かせて頂きました。
総評としましては、エッジのたったモダンな歪みサウンドはさすがOvaltoneさんです。
OD-FIVEにもKS-1にもアンプのような質感と音圧をしっかりと感じることができます。
どちらの機種にも共通するぶれない芯やコンセプトをしっかりと感じることのできる素晴らしいペダルです。