NAMM 2018にて発表させて頂くULTRA BOOST SERIESについての詳細です。
Ovaltone として現在までの間にブースターは何機種かラインナップして参りました。各機種ごとにコンセプトはありましたが、振り返ると大きく分けて3種類の分類になっていました。
[1]ブースター本体の内部ではクリーンな音を保ち、トーンを調節、補正できるようになっているもの。 [2]ブースター本体で少し歪みやコンプレッションを発生させて、後段の歪みを増強するもの。 [3]ブースター本体内部で歪みや倍音を積極的に発生させ、後段の歪みにブースターの歪みのキャラクターを掛け合わせて独特の飽和感を得るもの。今回ULTRA BOOST SERIESでは、これらの系統のそれぞれの集大成と言う意味合いを意識して開発を進めました。
■UB-C3 type-c clean
UBはUltra Boostの頭文字をとり、Cはクリーンタイプ(上記[1]) をあらわします。3はクリーンタイプのブースターとしてB-01,HAKONARI に続く3機種目にあたることをあらわしています。
こちらはG4と共通の基本回路を使用し、クリーンサウンドに特化してチューニングをしました。通常のプリブーストでブライトなプッシュ感を得たり、単体できらびやかなクリーンサウンドを得る用途のほかに、特にポストブースト(歪エフェクターを通った後に、主に音量を上げるためにするブースト)用途で活躍できるようなブースターです。
*Clean boost という機種もあったのですが、そちらはブースターという側面よりも音量管理機器という意味合いが強い為、今回のUBシリーズからは除外しました。そちらの系統の物も今後開発予定です。
■UB-G4 type-g gain
UB-C3と同じくUBはUltra Boost 、Gはゲインタイプ(上記[2])をあらわし、4はTERMINUS,MERKAVA,MERKAVA MK.2に続く4機種目にあたることをあらわしています。
こちらはあえてトグルスイッチでのモード切替を排し、シンプルにゲインを押し上げ存在感を押し出すような用途に徹するようなチューニングにしました。基本回路はMERKAVAシリーズのものを受け継いでいます。
■UB-S5 type-s saturation
ネーミングは上記2機種と同様です。Sはサチュレーションタイプ(上記[3])をあらわし、5はAzureDragon,MAGS,Vermilion Boost,Ovaltone Harmonics Boost に続く5機種目にあたることをあらわしています。
こちらは基本的にOHBを引き継いでいますが、単体のゲインや密度感を増し、よりスイートなサウンドや、毛羽立ちを与えるブーストが可能になっています。
■発売時期と価格につきまして
発売時期は2018年7~8月9月~10月予定となります。
価格は24,000円(税抜)予定です。
受注開始時期未定。