投稿者:
呉地 様

使用ギター:
YAMAHA TSG
YAMAHA WED CUSTOM
YAMAHA AES FG
YAMAHA SC7000

使用アンプ:
FENDER Blues Junior Ⅲ

好きなギタリスト:
スティーブ ルカサー 
ブラッド ギルス
鈴木 健治


レビュー:
購入動機

自宅において小音量でTUBEオーバードライブを楽しむ為にFENDER Blues Junior Ⅲを購入。
最初は満足していましたが、更にブーストした音をプリ管に突っ込んでみたくなり、
鈴木健治氏も使用しているとの事で購入を決めました。

使用感想

トゥルーバイパス仕様との事なので、廉価なペダルにありがちな音痩せはほとんど感じません。
スイッチングノイズも自宅使用レベルではまったく感じませんでした。
これなら大音量での使用でも安心でしょう。

では、肝心な音質にいきます。
まずはアンプ側のゲインを全開、トーンはミドルを5で他は全開、
マスターは気持ち良いギリギリの小音量、リバーブは若干深めです。
このアンプは、この状態でハードブルースをこなせる程に歪む事を考慮しておいてください。

で、ペダル側はのつまみは全てゼロ、クリップスイッチオフでペダルを踏んでみると、
すでに若干のブーストがかかります。
この状態でクリップスイッチをオンにしてみると、コンプをかけたように音にまとまりが出て
密度が増す感覚です。高域も若干強調される感じでしょうか。ボトム弦でリフを刻む時などはオンにしたくなります。

クリップスイッチをオフにしてフルのつまみを5まで上げると、すでに恍惚の世界に突入!
アタック、サスティーンともに強調され、倍音も豊かになります。
アンプの特性もあるとは思いますが、クリーミーにきめ細かく歪が深くなるとでもいいましょうか。
また、アンプの反応速度が上がった感覚とピッキングニュアンスも良く出るので、僕にとっては弾きやすくなります。

この状態からトレブルのつまみを上げていくと、目盛5前後で早くも僕にとってのベストセッティングです。
アタック音が「か」から「きゃ」に変わる感覚で、気持ち良いけれど耳が痛くない倍音が更に足されていきます。
この時、若干、低音が締まっていく感じはアンプの特性かもしれません。
もう、気持ち良くて指が止まりませんよ!(笑)

ここで試してみたくなるのが、全てのつまみ全開でしょっ?(笑)どうなる事かと思いきや・・・
確かに僕の使用範囲は超えますが、決して使えない音ではなく、泡立つようにクリーミーに深く歪みます。
アンプのすぐ横で弾いているので、小音量でもフィードバックが得られました。

倍音が豊富になるため、ディレイ深めでボリューム奏法なんて時には魅力的な音色です。
80年代には、このくらい歪んでたギタリストっていたなぁ・・・(笑)
ここまではゲインが全開ですので、歪みの質のコントロールです。


続きまして、アンプのゲインをクランチまで絞って、ペダルで強めにブーストするセッティングです。
要するに、アンプ側のヘッドクリアランスを作って、バッキングとリードの明確なボリューム差を求める訳です。
結論か書くと、ライブではこちらのほうが実用的かもしれません。

ただ、同じレベルまで歪ませた時、こちらのほうが透明感が残ります。基音が歪み切らずに残る感じでしょうか。
チューブアンプの特性でもあると思います。
このセッティングの時にクリップスイッチが活きてきます。良く考えられているなぁ・・・と関心させられました。
でも、個人的な好みとして、今はゲインは全開かなぁ・・・


続きまして、設計者の意図からは外れるかもしれませんが、クリーントーンでのセッティングを探してみました。
この場合、ボリューム差が明確に出るので、ブーストは控えめのほうが良い結果が得られました。
ジャズ等で使用の場合は、ブースターをオンで音作りをして、オフ時にボリュームを下げるほうが
好みの音を探しやすかったです。オン時に倍音が膨らむのを逆手に取ったセッティングです。


最後に総評ですが、二つのつまみと一つのスイッチで、誰しもが望む音を探せるブースターだと思います。
手持ちのギターとアンプのキャラクターはそのままに、その更に奥へと連れて行ってもらえますよ!
実はこのブースターをきっかけに、小さなフルチューブマーシャルが欲しくなってます。
まあ、ギターを大好きな人が設計しないと、こういう製品にはならないでしょう。

伝えたい事がいっぱいで、文章が長くなってしまいました。
ご購入の参考になれば幸いです。