投稿者:
空也 様 (宮城県仙台市)

使用ベース:
JIRAUD J-BASS4 他

演奏ジャンル:
ロック


レビュー:
「THE ANCHOR II」の導入のきっかけは、「ボードをシンプルに」という所からでした。
AC電源を使わずにボードを構築しているのですがそれまで使用していたMarkbass Compressoreは、
筐体の大きさや真空管故の12V仕様とボード内での配置の自由度がイマイチ低く、
チューナーに関してはメインのラインから外して、
MUTEする為だけにスイッチャーを入れるという形で組んでいました。

出来るだけシンプルに組むには、どんな解決方法があるかな?と
色々検討している時にTwitter等の情報から「THE ANCHOR II」に辿り着きました。

実際に届いてからボードに組み込んでみて「ボードをシンプルに」という目標にぴったりの製品でした。
チューナーアウトとMUTEが備わってる事によりメインラインをベース→コンプ→スイッチャー→アンプと
シンプルにした上でスイッチャーのループ2系統を、音質劣化を極力押さえる形で使えます。

そして特筆すべきはMUTEのノイズがまったく感じられない事。
この辺りは、MUTE付きのプリアンプ等でも結構酷いノイズが入るモノがある中
なんのストレスも無く無造作にMUTE出来るのが素晴らしいですね。


そして肝心のコンプ部分に関して。

ベーシストがコンプに求める部分は「原音重視」か、はたまた「個性」か。これは人により様々だと思いますが、
個人的にコンプは「原音重視」が好きですし、使うベースにもあってると感じます。
そして「THE ANCHOR II」に関しては完全に「原音重視」なタイプです。

誤解を恐れずに言えば
「音色を一切変えず設定どおりに圧縮する」という事を忠実にするタイプのコンプです。
もちろんきちんと聴き比べれば、コンプが掛ってる事は分りますが
傍で聴いている分には殆ど意識されない感じですね。
なのに、弾いてて気持ち良くなる掛り方というマジック。
アタックとサステインが絶妙ですね。

そして目玉のS.C.LOW-CUT。
これにより低音域は圧縮せずに高音域のみにコンプを掛ける事が出来ます。
スラップを多用する人にとっても実に面白いモードだと思いますが
個人的にはロック等で、あえて低音域は暴れさせながら
ピックでガシガシ弾いたりする時にハマると感じます。
この辺りは、コンプに「個性」を求めがちなロックベーシストにもお薦めなのかなと。

コンプそのものの出来もそうですが
Ovaltoneさんの対応が非常に素晴らしいものでした。
迅速丁寧な対応、そしてきちんとした納期管理。
「非常に信頼出来る」メーカー様だと感じベース向けペダルのラインナップを期待したい!
そんな気持ちになりました。