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DiscoFreq’s Effects Database インタビュー

先日、海外の大規模エフェクターサイト、”DiscoFreq’s Effects Database“さんにOvaltoneのインタビューが掲載されました!
Ovaltoneの掲載ページはこちらです。

 


“DiscoFreq’s Effects Database”(以下FXDB)とは、Bart Provoostさんが運営する、過去、現在を通してギターエフェクターのもっとも完全なデータベースを目指しているサイトで、営利目的ではなく純粋に有志によるサイトで、11年の歴史がある、というサイトとのことです。
そんなサイトにインタビュー記事を掲載して頂けた事は、Ovaltoneとして非常に光栄で、英語のインタビューでしたが、なんとか頑張ってお答えしました。

それでは、以下掲載文の和訳を、英語で表現仕切れなかった内容の補足と共にお伝えしたいと思います。

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FXDB: Ovaltoneはどのようにスタートしましたか?

Ovaltone: 私はもともとギタープレーヤーで、エフェクターはあまり好きではありませんでした。私はいつもギターとアンプだけで演奏して来ました。しかしある時、自分のアンプを持ち運ぶのが困難になったので、良い歪みペダルを買わなくてはならなくなりました。私は沢山のペダルを試しましたが、完全に満足できるものには、めぐり合えませんでした。そこで私は自分自身で作る事を決意しました。

最初はインターネット上の膨大な回路図をコピーしたり、そこから改造をしたりしているうちに、どのような回路や部品が音のどういう部分にどう影響するのかという事が感じられるようになり、そのうちにイメージしている音に近づけて具体化していくことが出来るようになりました。

FXDB: 名前やロゴにはどういった由来がありますか?

Ovaltone:  私は反応や音などが違和感の無い、自然なものだと感じられるペダルを作りたいと思っていました。卵の形というのは非常に自然なものの象徴としてと相応しい思い、それでOvalという単語を選び、Ovaltoneと名づけました。

ロゴについては、私は比較的海の近くに住んでおり、サーフボードショップのロゴなどが自然に目に入る環境にいるので、無意識で影響を受けてロゴに反映されたかも知れません。

FXDB: Ovaltoneが他のビルダーと違うところは何でしょうか?

Ovaltone: 私は、私が最高だと感じられるものを作っているので、人によっては最高だと感じてくれる人もいるのではないかと思っています。

FXDB: 新しいペダルを作る際は、どのようにスタートしますか?

Ovaltone: まず、ギタープレーヤーが使いたいと思われるもの、あるいは依頼される場合は話を聴いて、そこからだいたいの内容をイメージして、プロトタイプを作ります。
そしてそのプロトタイプに対して、希望の音が出るまで改造を繰り返します。はじめから上手く行くものや、とても長くかかるものもあります。時には全く最初からやり直すこともあります。
希望の音が出るようになった段階で、今度はネガティブな要素(ノイズ、操作性・・・)を元の音の魅力が削ぎ落とされない範囲で取り除きます。

FXDB: どのようにペダルの名前をつけますか?

Ovaltone: 特に決まった法則性はありません。そのペダルが出す音や感覚から、連想したものを基に名付けています。

FXDB: 製造過程について教えて下さい。

Ovaltone: 全てを家で行っています。一人のビルダーが回路を作り、配線しています。エンクロージャーは購入し、サンディングし、スプレー塗装してデカールを貼ります。

FXDB: ペダルのルックスはどのくらい重要でしょうか?

Ovaltone: 私は、エフェクターはある種の少年のおもちゃ(プラモデルやラジコンなど・・・)に似ているところがあると思っています。
外観に凝ることによって値段が高くなってしまうことは嫌ですが、そうでなければ可能な限り、ペダルを手に取った人の少年の心が「うおー、カッケーーー!!」と目を輝かせるようなものにしたいと思っています。

FXDB: パーツの選択は重要ですか?

Ovaltone: 個々のパーツには独特のサウンドキャラクターがあります。それぞれをシチュエーションによって、ここぞという所に配置するようにこだわっています。
全てのお客様に出来るだけ同じ音の物をお届けしたいので、NOSパーツやビンテージパーツは使わないようにしています。

FXDB: どのペダルがもっとも誇らしいですか?

Ovaltone: 良いと言って頂けたものは全て誇らしく思っています。

FXDB: どのペダルがもっとも人気がありますか?

Ovaltone: OD-FIVE 2(CROSS,Xtreme)です。それはサウンドが良く、ゲインもあり、独立したコントロールの2ch仕様です。

FXDB: 誰が、どんなジャンルであなたのペダルを使っていますか?

Ovaltone: 私達のペダルは日本の素晴らしいプロミュージシャンにも使われています。鈴木健治さん、川崎哲平さん。

FXDB: Ovaltoneの近い目標を教えて下さい。

Ovaltone: 現在はメールでのオーダーだけなので、将来的にはお客様に実際に試して頂ける場所を準備したいです。

FXDB: 現在何か新しい製品を作っていますか?

Ovaltone: はい。
・ウルトラハイゲイン用のブースター(VERMILION BOOST:公開済み)
・セッション専用の歪みペダル
・スーパーファットなオーバードライブ

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ということで、長くなってしまいましたが、お読み頂きありがとうございました!


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ブースター完成!

先日、ブログでプロトタイプの動画をご覧頂いたブースターが完成しました!


見た目はこの様になりました。サイズはMXRサイズです。
写真に撮りきれなかったのですが、赤のベタ塗りではなく細かいメタリックが入っています。
裏蓋はつや消しのシャーシブラックです。

音の方は、前回書かせて頂いたとおり、すでに歪んでいるアンプなどをブーストして、
より深い歪みを得るのが目的の、少し歪が足されるタイプのブースターです。

とはいえVERMILION BOOST自体は、オーバードライブの様にわかりやすく
歪んでいるわけではなく、基本的にはクリーンブースターの様に入力された音を
ストレートに増幅しているので、ブーストしていても詰まってしまったり飴色になるような
音色変化はなく、またダイナミクスの面でもピッキングが素直にゴッと通ってきてくれます。


コントロールは”Treble” “Full” “clip off/on” の3つで、

Treble・・・トレブルブースター
Full・・・フルレンジブースター
clip off/on・・・クリッパーのオフ、オン

となっています。

音を歪ませる場合、あまり低音を大きく入力してしまうと、よく言われる「ブーミーな音」になります。
ブーミーな音自体はそれはそれでとても魅力のある音なのですが、整ったドライブサウンドのまま
さらにゲインを稼ぐ為には、次の歪みを発生させる部分に入力する前に、低音をちょうど良い具合に
削らなくてはなりません。その役割を果すのがトレブルブースター部分です。

トレブルブースターでブーストすればスッキリとしたドライブサウンドが得られますが、今度は音が
細くなってしまったり、ブーストする音の圧力自体が十分に得られないという問題が出てきます。

そこで、トレブルブースターとフルレンジブースターの両方のバランスを自分で調節できるようにすれば、
それぞれのプレイヤーの好みに合ったブースト感を得られるのではないかと考えました。

クリッパーの部分は、VERMILION BOOST自体の歪みを切り替えます。
クリッパーをオンにすると、少しリミット感のあるまとまった音色が得られ、また音の輪郭を強調するような
倍音が追加されます。

表に出てくるサウンドの差は小さいのですが、弾き心地がだいぶ変わります。
クリッパーをオンにすると音が繋がって、弾き易くなり、オフにすると生々しい弾き心地になります。

価格 ・・・ 16,800円 / 17,800 円  ( レビュー割引価格 / 通常価格 )

長々と書いてしまいましたが、動画も準備出来ましたので、ご覧下さい!

●ハムバッカー

●シングルコイル


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歪んでいそうで歪んでいない、でも少し歪んでいるブースター

現在ブースターを開発中です。
ブースターには様々な用途がありますが、今回開発中のものは、既にある程度深く歪んでいるサウンドを、さらに深く歪ませる為のブースターです。

既に歪んでいるサウンドをさらにブーストする時には、「より長いサスティーンを得る」「よりきめ細かいサウンドを得る」「より豊かな倍音を得る」事が目的として考えられます。このような場合、実は純粋なクリーンブースターでは思うような結果を得る事は難しいのです。

昔から例えばチューブスクリーマーやSD-1をブースターとして使用すると美味しいと言われているのは、僅かな歪みをブレンドしつつレンジを整えブーストすることで、上記の様なシチュエーションで良い結果をもたらしてくれるからなのだと思います。

今回は伝統的なエフェクターでのブーストよりも、さらにハイゲイン域での使用に最適で、よりレンジの広い現代的なサウンドを目指し、新しい「歪んでいそうで歪んでいない、でも少し歪んでいるブースター」が目標です。

動画はそのブースターのプロトタイプのテストです。
現時点で自分の中では70点くらいの所まで来れたという感触です。
もう少し粗さを抑え、もっと細かく柔らかくして行きたいと思っています。


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お待たせしております・・・

写真などでの発表のみで製品ページが用意できていないもの、色々なシチュエーションでの(アンプとの組み合わせ等)デモ動画、音源など、かなりお待たせしてしまっているものもあり、大変申し訳ない気持ちです。

ゆっくりでも一つずつ仕上げて参りますので、ご容赦頂ければ幸いです。
また、中には製品ページが無くとも、仕様が決定していてお作り出来るものもありますので、どうしてもという場合はお問い合わせ頂ければと思います。


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LimeComp再検討中

 ここのところ、昨年末から取り掛かっているLimeCompの再検討についてお話したいと思います。

このLimeCompの狙いとしては、THE ANCHORが自然なコンプ感を目指したものなので、もう少しキャラクターのある、例えばダイナコンプやロスコンプなどの潰れ方を意識したものにしたいと思っていました。

ただ、ダイナコンプなどの方式では信号が圧縮用のICをどうしても通ってしまう為、周波数レンジの狭さや非演奏時のホワイトノイズの大きさ、解像度の甘さが気になってしまいました。
また、Ovaltoneではデッドコピーや既存品の定数変更品は作りたくないという小さなこだわりがあり、それらの理由から、別方式からのアプローチで狙いのコンプ感を得られるように仕様を固めて行きました。

一旦完成したデモ機は、問題点の解決に至ったものの、コンプ感の面でまだ目標に到達しておらず、今回の再検討に至りました。

最初は少しの変更で解決に向かうと思っていたのですが、これがなかなか一筋縄では行かず、結局1からの出直しを3回くらい繰りかえし、ようやく狙いのコンプ感に到達する事ができました。元のクリアさを保ったまま、ペダルコンプ独特の「クッ」としずみ込むようなコンプ感があるので、とても新鮮な感じです。

加えてファストリリースモードを付け、このモードではリリースタイムを速くすることでプリプリとアタックが粒立つような感覚が得られ、特に音数が多い場合や、コンプ後の「ヌァーン」と持ち上がってくる感じが抑えられるので、さりげなくコンプをかけておきたい時に効果を発揮するのではないかと思います。

大まかな仕様が固まったので、あとはツマミの操作感等、細かいところに違和感が出ないよう詰めていけば完成です!


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ホームページをリニューアルしました

2012年、Ovaltoneのホームページをリニューアル致しました!

新しい製品ページには、各機種の解説、サンプルやお客様からのレビューへのリンクなどの他に、
PDFファイルでの取扱説明書のダウンロードも新たに追加致しました。

詳細な仕様や、注意事項の記載もあるので併せてご利用ください。

新たに増設したこのブログのコーナーでは、ちょっとしたTIPSやその他様々なことを記事にしていきたいと思っております。
コメント欄もご用意させて頂きましたので、メール以外でもちょっと聞いてみたいこと等がございましたら、
御気軽にご利用ください。

2012年、新しいホームページ共々、Ovaltoneをよろしくお願い致します。

Ovaltone